チャイクレってどんな犬種
骨細で優美なトーイドッグ。9グループのトイグループになります。
同腹から見た目に全く違うヘアレスとパウダーパフが生まれます。
ヘアレスは、頭、尻尾、脚のみに毛があります。ヘアレスはパフかと思うような密な多くのムダ毛が生えるベリーヘアレス、全身に伸び続けることはないムダ毛が生えるヘアリーヘアレス、極端に毛の生えないトゥルーリーヘアレスというタイプでも産まれてきます。両親の遺伝子を受け継いでこの違いが出てきます。
パウダーパフは全身が毛で覆われていて、お手入れをきちんとすればどんどん長く伸びていき、それはもう目を奪われるような綺麗さです。
チャイクレは愛情豊かで、遊び好き、飼い主を喜ばせようとする明るくクセのない性格をしています。
サイズは11-13インチが理想的ですが、わずかに大きいものや、わずかに小さいものはフルの考慮を与えられます。
プロポーションは動きが自由な長方形、ボディーの長さは体高より若干長いです。
骨組みは、すらりとした骨細だが、壊れそうに見えるほど華奢なものあるいは逞しい、重すぎる構造もいけない。
タイプとしては、足が長めでスタイルの良いモデルさんのようなディアタイプ、骨太で体高の低めのコビータイプがいます。
ヘアレスの毛の生え方はあまり重視されていませんが、基本的にはパフよりは硬めで真っ直ぐなシングルコートで、皮膚は柔らかくスムーズ。
パフは完全なダブルコートでとても柔らかいシルキーなコートで、まっすぐな中ぐらいの長さと
密度で生えています。そして過度に激しくよじれたり巻き毛のコートはドッグショーではペナルティーを科せられるようです。
そして大きさも健全な構造をしている場合のみ、認められます。
ヘアレスもパフも毛色はどんな色、あるいはどんな色の組み合わせもミスカラーではありません。
歩様は活発で大げさや陳腐でなものではなく、俊敏で滑らかである。
注意深く緊張感のある、激しい表現。目はアーモンド形で離れています。
体の色の濃い犬は目の 色も濃く、薄い犬は目の色が薄めになります。
目のまわりの色は体の色合いとマッチしている。耳は切らず大きく垂直に立ち、付け根が目の外側の線と同じ高さです。
耳から耳に かけての頭蓋骨の線(頭の上部)は穏やかなアーチ型で、その長さは顔の前面(耳から 鼻を通って反対側の耳まで)の長さと等しいものが良い。
鼻ずらに向けて頬が入り込んでおり(頬がくぼんでいる)、鼻の色は体の色に合わせて濃淡があります。
唇は綺麗に固く結ばれていて、歯の噛み合せは、シザースバイト、アンダー、オーバーと色々あるのですが、シザーズバイトが正しいです。
パウダーパフの欠歯はショーでは減点ですが、へアレスは歯が揃っていなくても減点にならない。
何故パフの欠歯が良くないかというと、ヘアレスが健全でいる為には、パフの存在がなくてはならないからです。
頭部は上から、そして側面から見てくさび形で、わずかなストップがあり顔の先端に向かいきれいに先細になる。細すぎるのは良くないです。
歯がきちんと収まりません。
首は脂肪がなくきれいで、胸から頭蓋骨の付け根に向けて若干アーチ型で、頭を高く持ち上げるような形。
背線はまっすぐなものから尾に向けて若干カーブしたものまである。
胸は深く、肘まで達していなくてはならなく、胸の骨は目立たないが、肋骨は発達している。
胸の形はわき腹に向けて緩やかに入り込んでいる巻き上がりのあるお腹。
腰は小さい、尾は先に向かって細くなっていて、膝に届くまで長くなければならない。
動いているときの尾は、やや背中の上の部分にかけてカーブしていて、というが、最近は斜めに真っ直ぐな尾の表現が好まれているような気がします。停止している時の尾は三日月型に後ろに垂れている。
肩と上腕骨の角度は45度で、肘は体に近く、足はまっすぐ。パスターン(足の先から後ろ側にある肉球までの高さ)は、細くしっかりしている。
上爪は切られている。足先はウサギのように細長い。爪は適切な長さに切られている。腿の付け根から地面まではまっすぐ垂直である。
ヘアレス
チャイクレは愛玩犬と分類されるのですが、まさにその通りで、家族への愛情はとても強いです。とても物覚えがよく、快活で、遊びを始めるとその体力に驚く事でしょう。警戒心がでてくる事がしばしばあり、それは幼い頃の社会化が非常に大切であることは間違いないです。
チャイクレはシャイだから、という一面は、幼い頃から沢山遊び、色々な経験を積むことによって、だいぶ見え隠れするような程度になるでしょう。
この愛らしい家族は、一緒に暮らさないと分からない魅力があり、益々夢中になるのは間違いありません。
そしてチャイクレといったらヘアレスという印象が強いでしょう。
ヘアレスは肌が全くないものから、全身にまんべんなく生えてくるものまであります。
シングルコートはしっかりした感触から柔らかなものまであります。
毛の質感や量によって、肌の固さが違うように思えます。
ヘアレスは人間と同じ肌構造をしており、お風呂は頻繁に入れるようにした方がいいです。
毎日入れる事が望ましいが、5日おきには入れるようにしてください。
皮脂を出すので、清潔にしないと白くニキビが出来る事、毛穴に汚れが溜まり黒い角栓が詰まります。
これが出来ると改善するのに時間がかかります。
それは毛穴の深さが人間よりあるのではと思います。
日光に当たると肌の色がダークになるものや、ピンクのままの子がいますが、これはその子の持っている色素によってきまります。
焼けた肌は年齢と共にシミが増えてきますので、肌のケアが必要になってきます。もし、それが困難ならば、薄い洋服を着せる事はいいかもしれません。
汗をかくので、やはり肌を清潔に保つケアは大切です。
へアリーのバリカンをかける毛の手入れは、適切な期間はないけれど、ヘアレスの綺麗な状態を保つには1週間から2週間に一度はかけた方が良いです。
毛を伸ばしたままひと月入浴をしないでいると、毛に付着していた汚れによって、やはり毛穴に汚れが溜まってしまう傾向にあります。
長々と書きましたが、肌を頻繁に清潔にするという事がヘアレスは大事だということです。
そして、どうしてかアレルギーに悩む個体はたまにあるようです。
散歩中の草や食べ物、わが家は瓜科でしたが、反応するようです。
人の子のようによく観察し、手をかけてあげることが犬には必要です、この愛すべき小さな家族は、間違いなく全身で私達に愛情を伝えてくれます。
パウダーパフ
チャイクレというとヘアレス、のイメージですが、パウダーパフはチャイクレの美的存在です。
そしてパフの存在はとても大切なもので、パフがいることにより、ヘアレスが健全でいることができるからです。
パウダーパフは言い方の通りとても柔らかな毛を持っていて、その毛はどんどん伸び続けていきます。
毎日のブラッシングは必要で、これはマナーを入れる為に有効な手段です。だいたい生後7ヶ月を過ぎてくる頃から急に伸びる速度は早くなり、もつれが多くなってくる傾向にあります。
つけ過ぎのブラッシング剤ももつれの原因になることは間違いありません。
シャンプーの最も理想な日数は、2日か3日おきのシャンプーです。
しかし、毎日のブラッシングをすることにより、シャンプーの期間を少し延ばす事は可能です。
1週間から2週間が限界で、その前にはシャンプーをした方が良いです。ブラッシング剤を付けるのでは無く、オイルコントロールをして毛を切らずに伸ばす方法があるのですが、私はまだそこは勉強不足で試していません。
パウダーパフはブラッシングとシャンプーの日数だけ気をつければ、美しいパウダーパフを育てる事ができます。そして、パフは学習能力がヘアレスよりも高く、シャイと呼ばれる面もヘアレスよりも少ないように思えます。
私の主観で、チャイクレだけの表現ですが、ヘアレスは不思議ちゃん、パフは優等生、そんな感じがしてます。